http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141230-00000010-sph-ent
20年も前には、「なんでタイムリーじゃない人も過去の実績だけで出てるんだろう」
と思ったこともあったが、最近は違った考えを持つようになった。
確かに紅白は歌番組だから、歌手としての評価が優先されることが原則だ。
ただ、同時にTV番組でもある。
これまではただ漠然と「広い世代の需要に応える」目的の番組と解していたが、
それがなぜ強みになるのか、果たして本当に強みなのかと考えると
どうも懐疑的だった。
確実な成果を期待するなら、当然視聴者の層は絞り込んで狙いを集中する必要があって、
視聴率が全てを決すると言ってもいいTV番組の熾烈な競争にあって、この番組は
明らかに異色の存在と言える。
しかし、今やそれは稀少価値と言ってもいいのではないか。
インターネットによって、いまや世代間はおろか、ジャンルにおいても
細分化され特殊化された情報に触れる機会が多い。
隣人どころか家族でさえ、少しの違いで交流の機会がなくなってしまう世の中だ。
そんな時代にあって、この番組のある種「ユルさ」とも言えるほどの
世代・ジャンル許容量は、むしろ今のニーズに合っているのではないかとさえ思える。
それにしても、昔は大晦日と言えば、朝晩ぶちぬきで豪華出演陣による「忠臣蔵」と
相場は決まっていたものだが、今となってはただの時代劇でさえ見つけるのが難しい。
「紅白なんて」と鼻で笑っていた俺が、こうして弁護していたりするのも、
ある種のノスタルジア、そういう年齢になったということなのか・・・。
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