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「制空権」というのは、WWII当時定着していた「制海権」という概念から、それを航空戦力の事情に当てはめて使われた言葉です。
つまり、「(特定の勢力が)該当空域で自由に行動できる情勢」を意味します。
だとすれば、航空機を用いた主導権争いには勝利していても、当時はまだなかった地対空ミサイルなどの脅威が残っている場合には成立しません。
「航空優勢」というのは、おそらくその辺の事情も含めた表現なのでしょう。
ただ、「航空優勢」という言葉には、いわゆる「制空権」を指す場合と、一般名詞としての意味、つまり「局所的、一時的なものも含まれる(航空的な)優勢」という二通りの解釈が成立するような気がします。
後者で解釈すれば、地対空ミサイルの脅威が残っていたとしても優勢でさえあれば成立しますから、つまり「航空優勢は獲得できたが制空権は取れてない」状況ということになります。
分野での「航空優勢」の通説には反するかもしれませんが、要はそういう事なのでは?
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