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新聞の社説にペロポンネソス戦争の話が出ていた。
「弱者をいたわる必要性」
と言うんだけど、そこで説明が終わってしまうのが従来なんですよね。
なぜ弱者をいたわらなきゃいけないのか
と問われると「お前はそう思わないのか。なんという卑劣漢だ」となってしまう。
それじゃダメなんですよ。
侵略者には領土など戦利品という動機がある。
破壊しつくし奪い尽くせばこの益はより大きくなる。
だから、これを制止するには、それをせずに慈悲を示すことの「利」を諭さなきゃならない。
結局、人は暴力では服従はしても心従はしない。でも、自国の合意に相手も合意させようと思ったら服従だけではなく心従させなきゃ意味がない。ルールは人々が自発的に守らなきゃ機能しませんからね。
つまり合意の拡大=自国の拡大なんで、支配者が慈悲を示さなきゃいけないのは、可及的多数を心従させ合意を勝ち取るためなんです。
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