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「2位じゃダメなんですか」
発言した本人の本意ではない形で切り取られ独り歩きした言葉。
それでもあれだけ大きく取り沙汰されたのは、彼女が所属するグループの姿勢をよく象徴していたからだと思う。
某全国紙の今日の朝刊に、関連記事が掲載された。
研究を推進する側は、冒頭の投げかけにちゃんと答えられていたかと自問する内容だ。
実に真摯な姿勢だと思った。
ただ、その内容はと言うと、やはり今でもまだ突き詰められていないように見受けられる。
問題の本質は、「2位じゃダメ」でも「2位でもいい」でもない。
「『世界2位』は、初めから目指して2位になった訳じゃない」
が正解だ。
1位を目指した結果が2位なのであって、初めから2位を目指したのでは2位にもなれない。
ただ、こう答えてしまえば、「結果は2位でもいい」ことになってしまう。
それが、当時の関係者は譲ることができない一線だったのだろう。
やるからには1位を目指すべきだし、1位になる可能性があることが、研究者のモチベーション維持に欠かせないということだ。
可能性があってしていたことは、可能性がなくなってしまえば続けることはできない。
ただ、目的は「形を問わず1位になること」とは限らない。
目的に対して正しい動機付けが必要になる。
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