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兵を百年養うは、一日これを用いんがためなり
かつて太平洋戦争の折、連合艦隊所属の任務部隊が目的地に向かう洋上にて、真珠湾に向けて出発する直前の山本五十六連合艦隊司令長官に
「もし停戦交渉がまとまった場合はどうすればいいか」
と尋ね、
「その場合は退き返せ」
と返すと、
「それはできない。軍の士気にも関わる」
と反論されて長官が引用した。
長官は、「それができぬ者は軍を去れ」とかなんとか言って叱責したらしいが、詳しくはお調べを。
出典は失念。
この言葉を「万が一の備えは重要である」という意味として単純解釈する説もあるが、文脈的に、「用兵者の心得として、たった一日の要のためにさえ百年の備えを怠るなかれ」、つまり「安易に備えの労を成果に結びつけようとするな、濫用するな」という戒めの言葉として理解している。
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