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今回のウクライナ侵攻を巡る一連の動きで色々見えてきたことがあるが、プーチンは、軍事に関してはそこそこ合理主義だと思う。
例えば、いま投入されている戦力の中で最新の戦車はT-90だが、この戦車は元々T-72を発展改良し、「MBTであるT-80の性能に近づけた物」という評が一般的。
おそらく、雑多で汎用性が低いロシアの装備体系にあって、T-72とT-64→T-80という二系統に分かれていたMBTを一系統に整理するという趣旨で開発されたものと推測できる。
しかしプーチンに関しては、「こんなものは古い装備の焼き直しに過ぎない」と不機嫌だったことが一部に報じられている。
「そうじゃねぇんだよ」という趣旨だろうか。
ソ連や旧共産圏の通例から考えれば、このT-90でもそれなりに画期的なはずだから、そう考えると彼はより革新的な戦車を求めていることになる。
そのタイミングと前後してT-14が登場したことは、果たして偶然だろうか。
他にも、空中発射式の変則弾道弾や完全無人式の潜水艦など、彼の就任中に登場した兵器には攻めているものも多い。
メディアでは、ロシア憎しのあまり彼を感情的に攻め立てこき下ろす記事ばかりが目につくが、もう少し全体を俯瞰した冷静な意見も必要なのではないだろうか。
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