http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141128-00010000-fsight-bus_all
要するに、将来的に日本のエネルギー戦略の中に「水素利用の可能性」があるから、
これを見越した先行投資なのではないかと思うのですが。
効率やコストを考えれば決して「安くて手軽なエネルギー」とは言えませんが、
それでも「この日本でも手に入る(作れる)資源」という点では
重要な候補には違いありません。
特に、原料は空気や海水、しかも燃やさずに安定的に電力を得られ、副産物は水のみという点が重要です。
記事では「水素の生産に化石燃料を使う場合」などと無理に問題を作っていますが、
ぶっちゃけ、素人でもそんな無意味な変換はしないでしょう。
するにしても暫定措置だと思います。
問題は、記事にもあるように「水素の扱いにくさ」です。
ガソリンにも揮発性はありますが、常温ではアルコール程度の液体として扱えます。
しかし、水素は常温では完全に気体ですから、一旦外気に触れれば
スプレーを噴射したときのように気化して噴出します。
しかも、何しろロケット燃料の候補になるほどの燃えやすい物質ですから、
事故の危険性は従来の比ではありません。
例えばタンクローリーのような輸送車両が事故を起こした場合、
中身がガソリンであっても大きな爆発的炎上が発生して大事故になります。
ましてや中身が液体水素だったら・・・。
水素は爆発的どころか、文字通り「爆発」しますので、あとは考えるまでもありません。
安全な備蓄について、理論の段階ではいろいろな可能性があるようですが
どれも実用化には程遠い状態です。
とても、片田舎の個人経営のスタンドで、普通のおっちゃんがちまちま給油するような
シロモノではないのです。
そんなものを流通させるわけですから、仮に将来量産のメドが立ったにしても
更なる投資は不可避でしょう。
果たして扱いにくさを乗り越えられるのかどうか。
少々高くついても実用化さえできれば、
国家戦略にとって前代未聞の革命的な利点になることは確実なのですが・・・。
PR