どこぞのトピックで「敵基地攻撃能力」云々が触れられていたので。
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「敵基地(策源地)攻撃能力」を保有するならば、それは即ち「阻止のためなら先制攻撃も辞さない」という構えに他ならなく、その上で深刻な軍事的挑発があったのなら、たとえ誤爆であっても国際世論の支持は得られると思うが。
そもそも今の「軍事力」とは、実戦でどの程度の能力があるかは、イコール、保有することで得られる国威やプレゼンスの質/量、ということ。基本的には「抑止力」としての位置付けなんであって、核弾頭を何発防げるかは、それだけ「壊しにくいマーケットだから投資しても安心だよ」という意味。
だから「平和ボケ」だとか何だとかっていうのは、根本的に論点がずれてると思う。そんなこと言い出したら、中国やらロシアやらを仮想敵にしたら、日本は米国並みに武装すべきということになってしまう。むろん、そんなことすれば明日にも財政が破綻してしまう。
要するに、「日本は安全=相応の経済的利益」と、そのための「コスト」との兼ね合いということ。
「予算を増やせ」というのが、日本全体の税収を増やした上で言ってるのなら問題ないが、そうではないのに予算だけ増やせといえば、当然、他の予算から削るしかない。
しかし国防は税金で賄われているいわば「公共事業」なんだから、これが民業への投資を圧迫するようなら、どんどんジリ貧になって結局は防衛予算も目減りすることになってしまう。
「正す」とは、必ずしも「否定」を意味しない。
むしろ「奨励」の方が重要なことの方が多い。
ここで損得勘定しちまったら本末転倒だよ。