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湾岸・イラク戦争は、戦争に到るまでの過程にいくつもの不備・不正が後に発覚して批判に晒されました。
しかし、力づくでその結果を正そうとする動きは出ませんでしたよね。
なぜなら、エネルギーを輸入に依存する大多数の国にとって、この地域の安定はメリットになるから。
政治とは「目的は手段を正当化する」ではなく総合評価。
過程50点・結果50点の配点で、トータルで総得点が決まる。
満州事変は、日本主導で傀儡国を作ろうと謀略戦を仕掛けたもの。定義の上では「侵略戦争」だが、目的は干渉地域化だから新たな国は安定しなければ役目を果たし得ない。だから清王朝の血筋である溥儀を皇帝に擁立し、日本が直接の宗主国となる形式を避けた。このことは表面的ながらも体裁としては十分目的を果たし、現地土着の住民を大きな混乱なく統治下に組み込むことに成功している。
北支事変は、「一発かませば国民党は屈服するだろう」だけでおっぱじめてしまった愚策中の愚策。直後に満州事変の首謀者である石原寛治に批判された指揮官は「貴方が満州でやったのと同じことをしたまでです」と居直る始末。目算なんかそれだけだったから、一撃で屈服しなかった結果もう善後策に窮してしまった。
同列に見ないよう。
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