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加会社×被会社

窮鼠猫を噛む

無題





沖縄戦に関してはしばしば「沖縄を犠牲にして日本本土を守る狙いがあった」と言われるんですけど、それはちょっと違うと思います。


そもそも、少ない兵力で多い敵を迎え撃つこと自体は必ずしも無謀ではありません。

まず、日本はいずれかの段階で連合軍が沖縄に攻め寄せることを予期していたので、守るための準備をしていました。要塞化された島を渡洋後に攻略することがいかに大変かは硫黄島の戦いを見れば分かると思います。硫黄島戦では米海兵隊は空前の死傷者を出しています。基本的に戦闘は守る方が有利なんですね。


次に、いずれかの段階で攻めてくるだろうことは予測していましたが、実際に沖縄戦があったタイミングでの攻勢は軍部の予想外でした。このために、沖縄防衛のために送り込まれた戦力は先に攻勢があると予想された台湾の兵力増強のために割かれています。つまり、あのタイミングで台湾を素通りして沖縄に直接攻め寄せてくることは完全に予想外だったわけです。

第一、あの時点で一体誰が原爆投下を予想し得たでしょう。本土決戦をせずに終戦を迎えたのは単純に結果でしかないのです。


もちろん、サイパンのような戦い方をせず硫黄島戦のように最後まで徹底抗戦するという姿勢は、来る本土決戦に向けて少しでも連合軍の兵力を漸減しておく狙いはあったと思います。ただ、それは硫黄島戦に教訓を得た、戦略というよりは戦術的な狙いでしょう。


以上から、軍部が戦略として本土防衛のために沖縄を捨て駒にしたということはないと思います。連合軍が絶対国防圏を突破し迫るにつれ、日本軍はサイパンのような玉砕戦法を捨て、戦術を徹底抗戦に切り替えていった。その意図が、敵を交戦の度に可及的に撃滅することで敵戦力を漸減していくことだったということです。

「日本本土を守るための戦略だった」というのは誤った解釈と言えます。


















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