■
違いますよ。
賃上げが叶うのは需要増に伴って利益が増えた時。コストが上がって物価が上がった時は、利益は減ってるので通常賃上げはしにくい。同じインフレでも意味は正反対。
政府とか日銀は、前者を目標にして金融政策をして、外交ポイントなんかもふんだんに使ってカネ回りを良くしたんだけど、土壇場で新型コロナとかウクライナ侵攻のせいでコストが先に上がってしまった。このままだとせっかくのお膳立てが台無しになると焦り、コストプッシュのインフレをデマンドプルのインフレに見せかけて押し切ってしまおうと考えた。
今ココ。
押し切るも何も、もうその勝負は負けてるよ。最初から、あぶく銭で取り返そうと考えた時点で負けてる。
日本の戦後バブルは、戦後復興に始まり、冷戦構造やらベビーブーム世代やらのハード側の事情で「空前の経済成長」として結実した。戦後復興は完了、冷戦構造は解消、人口構成も少子高齢化と全てがマイナスに転じてるのに、ハード面で何もせずにプラスになるわけがない。
一方、クールジャパン政策みたいな産業投資は、新型コロナに相殺されて目立たないが効果は着実に出てる。費用対効果はどちらかというと悪い部分だが、プライマリーバランスの問題と同じで、悪い時に始めないといい時にはやろうという流れにならない。産業をプッシュして、少しずつでもハード面の環境を底上げしておくべきだったんだよ。
PR